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運動会は誰のため? [幼児教育]

息子の保育園の運動会がありました。秋にしては容赦ない日差しの中でも、子ども達には元気いっぱいでした。

息子の保育園では、鼓隊の演奏があります。子ども達が自分達でなんの楽器をするのかを決めます。やってみたい楽器や役割には数の限りがあるので、そこは子ども達が自分たちで納得するまで話し合って決めるそうです。


息子の保育園は結果よりもプロセスを大切にしてくれます。自分で決めた役割だと、練習も途中で投げ出したりもしなくなります。入園前の説明時に園長先生がこんな話をされました。

「運動会は子ども達のためのものです。演奏が終わって子ども達が泣いたりすることはありません。親や指導者が感動するためのものではないんです。当然、上手くいかないときもありますが、そこはご理解ください。」

普通、指導者として親にいいところを見せてあげたいという気持ちは当然あるかとおもいます。けれど、それを先生方の指導の成果や評価と勘違いしないように気をつけること、子どもたちの経験をそのものを大事にすること。それらは、指導者として意識していないとなかなか難しいことだと思います。親たちも子どもたちの成果に気をとられず、がんばり自体を見てあげることで、子どもを見る目が養われます。

息子は今年で保育園を卒園しますが、息子の保育園で教えていただいた指導者の関わり方、保護者のまなざしのあり方を保育園の指導方針から教えていただきました。


話し合いや練習のかいあって、太鼓・小太鼓・シンバル・指揮・カラーガードなど子ども達はそれぞれ自分の役割を果たし、みんなで奏でるリズムが真っ青な秋空に心地よく響いていました。それと、子どもたちの一生懸命の姿が太鼓の音と共に心に深く響いてきました。

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