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失敗する人には共通点がある。筋トレも受験勉強も。 [高校教育]

山本ケイイチ著『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』の中に筋トレに失敗する人の共通点が挙げてありました。

トレーニングが失敗する人には、決まっていくつかの共通点がある。 典型的なのは、次のような点だ。 ・目的が曖昧 ・目標が立てられない ・計画性が低い ・スケジュールに無理がある ・情報に惑わされやすい 仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)


もちろんこのことは受験勉強にもあてはまります。以下のような生徒たちです。
・大学に行ってからの目的、大学卒業後の目標がはっきりしない生徒。
・勉強するときはものすごくするけど、無理してすぐ体調を崩してしまう生徒。
・情報に惑わされている生徒。

そして経験上、受験勉強がうまくいかない生徒には、共通する発言パターンがある気がします。
とりあえず国公立大です。」「一応○○大学です」
「これやって、意味ありますか?」「これって、絶対出ますか?」
ネットでは、○○の単語帳のほうが評価が高いんですけど、買ったほうがいいですか?」
「去年の倍率が高いんですけど、他の学部のほうがいいですか?

自分もふりかえってみると偉そうなことはいえないのですが、受験にあたって、自分が受ける科目を直前まで悩んでいたり、自分の選択に自信を持てない生徒は必ず勉強が伸び悩んでいるように思えます。自分の不安な気持ちから、そのまま第3者に判断を求めてしまいます。大事な決断をするときに親や教師にその判断まで求めてしまうと、いつまでたっても自分の選択に自信が持てないままです。結局、試験でも選択に自信を持てず、本番に弱い脳になってしまいます。まず、日ごろから自分の選択に自信を持つことが大切になります。

そして最近特に気になることが、「ネットで書いてあったんですけど・・・。」の質問です。今の高校生達は、ネットで書いてあることのほうが最新で信頼性があるように思っているようです。(もちろん教師の自分の信頼性も問われているわけですが・・・。)しかし、情報が増えすぎるとその判断も増えてくるわけで、何の勉強をするにしてもその信憑性の判断からしなければならなくなってしまいます。受験勉強に取り組む前の一手間が増えることになります。そうなると自分の選択に自信のない生徒はさらに効率が下がるわけです。

今、受験勉強で大切な力は「自分の選択に自信をもてること」そして気持ちを強く持つための「将来への具体的なイメージ」だと思います。その土台がなければ、どんなに勉強を積み重ねても、いつ崩れるかわからない脆さを抱えてしまうことになります。




タグ:受験勉強
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