【投票率の低さについて [今日の雑感]
教育に携わる人間として、投票率の低さには責任の一端を感じています。
一般的な高校では、理不尽なことに抗う気持ちを徹底的にくじきます。どんなくだらない校則でも、学校の統治下においては、生徒たちが自らの権利を主張して校則を変更していくことは困難です。議会的な形をとっている生徒総会も、参加してる生徒たちですら「これってなに?」って感じで、よくわからないまま形だけで進んでいきます。
学校というシステムを運用していくために民主主義は不都合です。同じように国もシステマチックに運営していくためには、民主主義は不都合です。
そのために、多感な時期に教育の中で民主主義の考え方を徹底的にそぎ落とし、無力感を植え付け、組織の統治下におきやすい人間を生産することが高等教育の役割の一つじゃないかと思えてきます。
そう考えると、投票率の低さも腑に落ちます。
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