SSブログ
今日のニュースから ブログトップ

増える大人の発達障害 仕事に支障、ひきこもりも [今日のニュースから]

『増える大人の発達障害 仕事に支障、ひきこもりも』 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000085-san-soci 産経新聞 1月10日(火)7時55分配信



記事の中にある旅行会社の営業マンを辞めた20代の男性の言葉。

「サービス業はもう無理だと思う」

 今の世の中(特に都市部で)暮らしていくためには、たとえ自分の特性に合っていなくても、とりあえずサービス業をしなければならないような風潮になっています。そこには仕事に対して向き不向きとか言ってる余裕はありません。なので当然ミスマッチも起こってきます。このミスマッチの増加が発達障害の増加につながっていると思います。

 発達障害の増加は、一般の病気の増加とは異なります。なにやら得体の知れない病気の増加として、不安をあおるのとは根本的に異なります。発達障害の増加は個人の問題や責任ではなく、特徴ある人、多様な人、個性豊かな人を受け入れる度量がなくなってきた社会の問題だと僕は思ってます。


 サービス業は無理でも、きっともっと自分を生かすことのできる仕事がありますよ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

立川談志:馬鹿の基準 [今日のニュースから]

立川談志さんがお亡くなりになりました。

立川談春さんの著書『赤めだか』を読んで、その中に描かれている立川談志の人の育て方はとても参考になるところがありました。人の可能性を盲目に信じるわけでなく、個人の能力差や努力できる才能に差があることを知りながらも、その上で人を受け入れる度量もある。そんな方だと思いました。もちろんかなり破天荒な方ですが、常に物事の本質に目を向けている印象を受けました。

『赤めだか』の中から、毎年自分の手帳に書き留めている言葉があります。

 よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解分析してみろ。そこにはきっと何故そうなったのかという理由があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴のことを、俺の基準で馬鹿と云う。
 (立川談春著『赤めだか』の中での立川談志の言葉)


ご冥福をお祈り申し上げます。

立川 談春
扶桑社
発売日:2008-04-11


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

生活保護家庭:脱貧困連鎖へ学習支援 -厚労省方針 [今日のニュースから]

生活保護家庭:脱貧困連鎖へ学習支援 全国に補助拡大--厚労省方針  生活保護を受給する家庭の子が成人後も貧困から抜け出せなくなる「貧困の連鎖」を断とうと、厚生労働省は12年度から本格的な対策に乗り出す。親の経済的困窮が子供の低学歴を招き連鎖を生んでいるとの調査もあり、一部の自治体が取り組む学習支援を全国規模に広げたい考えだ。補助金として11年度の6倍以上になる53億円を12年度予算に概算要求している。
 毎日新聞 2011年10月24日(記事全文) http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111024dde001040016000c.html


貧困の連鎖は、僕自身もここ数年で特に感じることです。

シングルマザーの家庭には、社会的にも経済的にもなにかしらの支援が必要だと思います。ただ、低所得家庭 = 塾にいけない⇒低学力⇒低所得 の図式を描いて塾のような学習支援に予算をつけるのはちょっと安易な気がします。

教育支援業に従事して給料を頂いている僕が言うのもなんですが、現在高校中退の主な原因は、学力よりも学費の問題です。

現在、授業料が無償になっている公立高校も月3000円程度の校納金が必要です。
また、私立高校においては就学支援金をさっぴいても月30,000円くらいは必要になります。この10倍もある高校の学費を安く済ませるためには、公立高校の入試を勝ち抜かねばなりません。

この競争が高校受験時において塾などの学習支援産業を支えています。


もちろんテストの成績が良くなくても入学できる公立高校はありますが、熊本では熊本市郊外もしくは郡部にしかなく、バスの定期代など考えると私立高校並みにお金が必要になります。私立学校には学費免除や奨学金などの制度もありますが、テストやクラブの成績がいい子には学費の免除などのチャンスがありますが、「できない子」にはあまりチャンスがありません。奨学金も、言葉こそ違いますが実質的には「借金」です。


そうなると都市部に暮らしながら、勉強のできない生徒ほど、高校入学から貧困の連鎖がはじまることになります。

現状の生活保護家庭では、大学入学準備のための貯金も認められません。
仮に大学進学の学力があったとしても、大学に進学すると、本人は保護対象ではなくなります。



今必要なのは働きながら学べる環境です。

高校や大学で学びながら働ける職場と包容力のある雇用主さんや教師や地域の大人の人たちが必要です。そうやって働くことで学校に通えるという労働対価の条件付けを行うことで、勤労の習慣づけもできます。

貧困の連鎖から脱出するためには、本人の学力向上よりもその人を手助けしてくれる周りや地域の大人の存在が必要です。そういう大人とのつながりを築くためには、勉強の支援だけでなく地域の人たちと積極的に関わったりするイベントへの参加や、絆をつないでくれるコーディネーターの存在が必要になります。


国や行政の予算び有無に関係なく、困っていたらお互い様でたすけあう。
そんな地域づくりが貧困の連鎖から脱出する上で必要だとおもいます。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

支援活動とジョン・ボン・ジョヴィのレストラン [今日のニュースから]

ジョン・ボン・ジョヴィ、低所得者のために“お代は各自払えるだけ”レストランをオープン Contactmusicによると、ボン・ジョヴィはこう話している。「5家族のうち1家族が、貧困レベル、もしくはそれ以下の生活を強いられ、6人のアメリカ国民のうち1人が食事に困っている。このレストランは彼らのためだ。この場所はコミュニティーによりコミュニティーのためコミュニティーの中に作られた」
2011-10-21 BARKS


 ボン・ジョヴィのコメントの中で、特に「この場所はコミュニティーによりコミュニティーのためコミュニティーの中に作られた」という言葉に共感を覚えました。

 誰かを支援する際に、それを行政が行うとすれば、公正・公平なサービスのためどうしても他の人との区別をつけなくてはなりません。ルールやシステムで線引きする必要が出てきます。そうなると、ルールの線引きで支援を受けられる人、受けられない人が出てきます。支援システムが成熟すると、支援する役割の人、そうでない人に無意識ながら分かれてしまうことになります。
 今回のボン・ジョヴィのレストランでは、そんなルールやシステムにとらわれず、多くの人を対象に手助けできることができます。彼のレストランで市場より高い料金を払うことにより、誰でもその支援に参加することができます。悲惨な状態でなくて今少しだけ困っている人も助けてもらうことができますし、余裕はないけど少しだけ高く払って誰かを助けてあげることもできます。普通に普通の料金を払いこともその場所の維持につながります。彼は今回のレストランを作ることによって、同じ場所にいて同じ食事をしながら、支援をすることも支援を受けることもできる、そんな場所を作りたかったのだと思います。

 もちろん彼のレストランをずるく利用する人はいると思います。けれど、それ以上に困った人を隔離せずにコミュニティーの中で支援し、地域コミュニティーの中でお互いに助け合う場を作ることによって、その場所から食事以外の支援の場が広がっていくと思われます。そういう意味で、この活動においてレストランは手段の一つに過ぎず、ルールにとらわれない助け合いの意識が地域にプラスが残ればそれで意義がある活動だとおもいます。


 ごはんが食べられなくて困っている人に食事を支援する。

 いたってシンプルなのに、誰もはできない今回の支援のあり方に、いい結果が出て欲しいと思います。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

幸運 か 不運 か [今日のニュースから]

落下ドイツ衛星、人に当たる確率2000分の1 ドイツ航空宇宙センターは19日、運用を終えた同国のエックス線観測衛星「ROSAT」が、22~23日に地球に落ちる見通しだと発表した。  詳しい落下地点は分かっていないが、日本を含む北緯53度から南緯53度の間になるという。  大気圏再突入で燃え尽きずに地表へ到達する破片は約30個で、合計1・7トンに上ると予想している。地球上の人間の誰かに当たる確率は2000分の1という。
(2011年10月20日10時47分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111020-OYT1T00327.htm


人工衛星が落ちてくる確率。
交通事故に逢う確率。
事件に巻き込まれる確率。
カラダに病気が見つかる確率。

今日、自分は数多くのめったにない不幸につかまることなく、
無事で生きることができました。

大切な人や、大事な人たちに何事もない一日でした。


不運なことがすべて不幸なことだとは思わないけど、
このなにもない毎日が本当に幸運で有り難いことだと思います。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

点と点がやがてつながることを信じる。 [今日のニュースから]




2011-10-06 アップル社のスティーブ・ジョブス氏が亡くなった。


MacやiPadなど、僕が子どものころに思い描いてわくわくした未来に一番近いものを世に送り出した人物ではないだろうか。オシャレで、かっこよくて、ピカピカしていて、思いのままに動かすことのできる未来の道具。


2005年6月12日に行われた米国スタンフォード大学の卒業式で行われたジョブズ氏の講演で、どの言葉も心に響くのだけれど、今の仕事をしているからこそ特に心に残る一節がある。

Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. Because believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart; even it leads you off the well-worn path. And that will make all the difference. 繰り返しますが、先を読んで点と点をつなぐことはできません。後からふり返って初めてできるわけです。したがってあなた方は、点と点が将来どこかでつながると信じなければなりません。自分の勇気、運命、人生、カルマ、何でもいいから、信じなくてはなりません。点がやがてつながると信じることで、たとえそれが皆の通る道からはずれても、自分の心に従う自信が生まれます。これが大きなちがいをもたらしてくれるのです。
駒澤大学 山口浩准教授 訳http://www.h-yamaguchi.net/2006/07/jobs_2f1c.html


ジョブズ氏自身、大学を中退して自分の道を見失いかけたことがある。
色んな挫折や苦悩や出会いの全ての点つながって、彼の人生になっている。

今、不登校や中途退学などに悩んでいる人もそれがきっとどこかの点と将来つながって行くことだろう思ってほしい。けれど、当事者はそういう風に思えないから、悩んでいたりする。成功した人の偉そうな言葉なんか聞きたくもないだろう。なので、周りの人こそ信じてあげて欲しい。その人の今の点が、やがてつながることを。人と違う道を歩んだからこそ、できることもある。周りの人間が信じてあげる。周囲の信頼によって、自分を信じてもいいと思えるようになるのではないか。過去の点や今の点が未来で必ずつながる。


自分もそれを信じて生きてゆきたい。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
今日のニュースから ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。