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『ぼく、字が書けない だけど、さぼってなんかいない』 [本から]

人間それぞれで【できること・できないこと】が違います。

「そんなこと、あたりまえじゃん」と頭では思っていても、実際に理解してあげることは、簡単ではありません。



「泳げない」「英語が話せない」「そばが食べられない」「絵を上手くかけない」などは比較的、周囲の人たちに許さる『できないこと』です。


「自転車に乗れない」「甘いものが苦手」「エビやカニが苦手」「お酒が飲めない」などは、ちょっと信じてもらえなかったり、飲み会でちょっと場を気まずくしたりします。それでもなんとか許容してもらえる範囲です。


けれど、「字がかけない」「思ったことを言葉にするのが苦手」「目を見て話すのが苦手」「音が苦手」「多人数が苦手」「じっとしておくのが苦手」などは、なかなか許してもらえません。

特に学校など、皆が同じことをしなければならない時などは、なかなか許してはもらえません。



本人にとって『できないこと』も、それを当たり前にできる人にとっては、「なぜできないのか?」を理解する前に、「こいつは言われたことをやらない」という不快感を覚え、不快な感情は怒りとなり、できない人に「なぜ、できないの!!」と責めることで、人間関係を悪化させたりしてしまいます。


今回の本は、そんな『できないこと』で困っている人の気持ちをよく表した優れたタイトルです。内容も、発達障害の子の理解の仕方、支援の仕方などが事例を通じて具体的に書いてあります。



発達障害に詳しくない人でも充分に理解しやすい本です。

まずはタイトルの『ぼく、字が書けない だけど、さぼってなんかいない』の言葉を心のどこかに留めておくだけでも、よりよい人間関係の構築ができるんじゃないかと思います。





ぼく、字が書けない だけど、さぼってなんかいない―発達障害(LD、ADHD、アスペルガー症候群)の読み書き困難
ぼく、字が書けない だけど、さぼってなんかいない―発達障害(LD、ADHD、アスペルガー症候群)の読み書き困難
タグ:発達障害
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